メモのようなもの

映画と舞台の感想とか諸々

Documentary of AKB48 存在する理由


★★★☆☆

AKB48のドキュメンタリーももう5作目?
実は初日にファインディングドリーも観ているんですが、ひとまずこちらを。
あまりに人物が遠いのでメンバーは敬称略で。

今までとは変わって、監督は元NHKのプロデューサー石原氏に。
彼はNHKでAKBをたびたび取り上げてたりとグループ的にも縁の深い方。
HKTが指原だったり、NMBは無縁の方だったり、今回は色んなパターンがあるようですが・・・


先に不満だったところをあげます。







1.ナレーションが監督の声
これはもう完全に私の個人的な感情なんですけれど。
今までって、声優さんだったりメンバーだったり基本女の方のナレーションで。
それがおじさんになると・・・うーん。滑舌も良いわけではないし・・・
HKTでも指原監督の制作シーンが何度も出てきましたがドキュメンタリーですしあまり表に出てきてほしくなかったかもな、というのが正直なところ。


2.外部の声は必要だった?
外部、というかつんくさん、ももクロのマネージャー、文春記者ですね。
だってカメラが入ってるならそこまで本音語らないし、それを聞きたいひとの方が少ないのでは?

3.フィーチャーが中途半端な子もいる
確かに。すごくフィーチャーされている子もいたけれど、それはすごく良かったのですが。
渡辺麻友柏木由紀あたりはもういいでしょたくさんわかってるしってことなのかもしれないけれどもう少し観たかったし、
高橋みなみの卒業があまりにも薄く、さらに言えばメイン感のありそうな横山由依もほぼなし。小嶋陽菜の出番のなさは逆にネタになってたみたいですが、インタビューするならその子のこともっと見せてと思うのは贅沢なのかもしれない。
あと、宮崎美穂とともに選抜に入った大家志津香をフィーチャーしてほしかった。圏外ながらバラエティに出まくり、趣味を生かしてダイビング雑誌の仕事も定期的にきて(私が読んでる雑誌によく出ててとても好印象)、ある意味異色な子だからこそ、選抜入りの意味はあると思うんですけれどね。


4.それで結局どうしたかった?
中途半端というか、ぶつ切り。
この子の話をしたかと思えば大きく飛んで。
女子会じゃないんですよ。作品なので。一つ完結させたら次にするとかもう少し工夫してほしかったです。
いきなり新潟の話になったかと思えば2013年の話になったり、当時を知っているならまだしもいまいちな人にはついていけない。
その辺り今までの高橋監督は良かったです。なんだかんだどれもつまりまとめるとこの話を出したかったのね、とわかりやすい。
結局いまも模索してるのねという結論になるとしても、うううん。思い出してもぶつ切りになっちゃう。



と、長々と不満点を挙げたので次は良かったところを書いてみます。


1.新世代にもきちんと焦点を当てている
今までの選抜メンがいわばアキバアイドルと呼ばれてた頃から這い上がった世代とするならば、新世代はその選抜達がテレビの音楽番組でヒット曲のパフォーマンスをする姿を観て加入した子達です。
その筆頭格が向井地美音。アイドルとして、よりもかつて「アンフェア」篠原涼子さんの娘役を演じていたことのほうがまだ有名ですが彼女は間違いなくファンの時期を経験して加入しています。
握手券や劇場公演のチケットを見せながら思い出を語る彼女は若手に不安を覚えるメンバーからもおそらく信頼され、若手からは自分たちの自信を持つための心の拠り所として今後のグループにとても必要なように感じました。


2.目立たない子もきちんと目立たせる
13期・岡田彩花は決して目立つメンバーではありません。そんな彼女がとあるコンサートでセンターで歌を披露しました。
当時は卒業の噂も経ちましたが、実は・・・
彼女のパート?はとても良かったです。
あまりに1人の女の子で、感情移入してしまいました。もうアホみたいに泣いていました・・・

3.その後の人生について時間を割いた
これは賛否両論だとは思いますが、その卒業メンバーが活躍していた頃にファンだった私にはとても良かった。
まずはいまジャカルタで大スターとなった仲川遥香。彼女の強い眼差しと「暇しているなら飛び出してみたらいい」という発言は、たぶんメンバーだけじゃない、今に迷い立ち止まってしまう人たちの背中まで押してくれるものだと思います。
そして内田眞由美。じゃんけん大会で話題を集めたものの人気が出なかった彼女もいまじゃ経営者。目線を変えて好きなことを始めた彼女は当時よりも美しく見えました。
何が合うかはわからないし、何よりもまず挑戦と飛び込んだこの2人の話はとても面白くて励まされました。
おばか?不思議キャラ?だった小森美果も登場、まさかのママさんに。
前述の2人と違って、一般人に戻って幸せになった彼女を見ると、普通の人生も悪くない、むしろ良いのかもと思えました。



ながーくながーく書きましたが、
10年間このグループが続いた意味を模索しながら、今後何をすべきかも模索しながら歩む10.20代の女の子達が、それぞれに人生があってそのドラマを観れて充実感はありました。
みんなみんな、幸せになって欲しいです。
芸能界に残ろうと、やめようと、幸せでいて欲しい、まあこのグループのドキュメンタリー見るたびにそれは毎回思うのですが、
実際に幸せな卒業メンバーを見ると改めて思ってしまいます。

エリザベート続き。

続きだよ!


フランツ@古川雄大さん
なぜ京本くんを見なかったか、単にスケジュールが合わなかっただけです。

古川くんは1789でも思ったのですが知的で品があって線も細すぎなくて王子様感に溢れていてそりゃトートも命奪いたくなりますわ・・・え、シシィ追い詰めるため?
まあそれはそうなんですけれど。
歌もうまいし、フランツの孤独さや大人になっても母の愛を求めて哀しみ、ボロボロになり最後は自らにピストルを放つ儚さに溢れていました。

たーたんさんといえば初演ルドルフですよ!シシィの息子が姑に!
やっぱりね、何度も言ってるけれどこの方も歌がうまい。
フランツへの母の愛もありながら皇太后としてのプライドや誇りもあって、
ソロの歌では涙涙。

昔妖精今妖怪と自虐されてますがどう見ても今も妖精です。
お花様の姑には見えません。というか皇帝のママにしては若々しくって美人。
でも人を寄せ付けない皇太后としての誇りや強く厳しく冷静に冷酷に接して、でも本当は息子を深く愛しハプスブルグの未来も憂う姿がとても美しかったです。

ヴェンディッシュ嬢@真瀬はるかさん
随分早く宝塚を退団されて、退団後に知ったのですごくもったいないなと思ったのですが
ご活躍されていてこれがあの真瀬さんか!と。
すごく狂ったヴェンディッシュで、むしろ怖い。目つきも動作も普通ではなくて本当に技術がハイレベル。
ヅカ版ではできない表現だと思うので帝劇はこのヴェンディッシュを通して欲しいです。


子ルドルフ
@大内天くん
ちびっ子ながらかなりの歌唱力。ソロパートとってもお上手でした。我ら息絶えし・・・では大人顔負けの声量。
将来美形になりそうだし、自分の足で立っててなかなかしっかりしてそう。
勇ましさをのぞかせるちびルドルフでした。

@加藤憲史朗くん
あのこども店長の弟くん。こども店長もかって演じた子ルド、歌唱力はまだ緊張もあってか(私が見たのは多分彼の初日)不安定ながらそれがまた泣かせる。すごく素直な子供で、健気で、もう登場だけで泣きました。まだ周りの友達もママになってないのに完全に近所のおばちゃんモード。
お兄ちゃんそっくりの声とお顔、お兄ちゃんのイメージを脱却しつつこれからも頑張ってほしいです。


ぱっと思いつくキャストさんあげえみました。

2016年エリザベート@帝国劇場

2回だけしか見れなかったんですけどね。
昨年よりもパワーアップしていて、見ているこっちまでエネルギーを使ったような気さえしました。

キャストについて。
シシィ@花總まり
蘭ちゃん(蘭乃はな)も好きなんですが、やはりシシィといえば花總まり様でしょう。
未だに少女時代も自然で彼女は他の人類とは違う時の流れを過ごしていらっしゃるのかと・・・どこぞの漫画家先生のように。
そして歌声が昨年よりも強くなっていました。今もなお成長し続けるってすごすぎるし、だからこそ彼女は今の位置にいらっしゃるんだろうな。
「私だけに」はやっぱり素晴らしくて、鏡の間でも圧倒的。そしてルドルフの葬儀の場面での崩れ落ちそうになりつつも耐える姿、私が踊る時の誇り高い姿、ラストシーンでのすべてから解き放たれたような微笑み。
全てがシシィでした。
本当に、本当に、また舞台に戻ってきてくださって嬉しいです。娘役時代を生で観ていないから、今こうやって拝見できることがとても幸せです。


トート
ミュージカル界のプリンス、さすがの歌。声量も圧倒的で最後のダンスではショーストップが!
トートタイプというよりもそれこそ明るい太陽のようなお役が似合うイメージですが、シシィの愛を求める姿はとても納得できました。
井上さんは女優さんをヅカにおける娘役さんが男役さんにするそれのように立てていらっしゃったりとお芝居外での人柄がとても良いなあと思っています。花總さんへのレジェンド連呼も好きw
そしてご結婚おめでとうございます?

ビジュアルがそのまんま、トート。
端正で妖艶で。ただものすごく背が高いのでシシィと並ぶと本当に少女と悪い人みたいに見えたり見えなかったり・・・
氷点下のような冷たいトートがとてもよくお似合いだし歌も癖があるような気はしなくもないけれど上手いです。というかミュージカル経験は割とあるのにあまり知られていないようで・・・もったいない〜

フランツ
@田代万里生
ロイヤル皇帝。若かりし頃がとにかくロイヤルイケメン。そして歌も上手い。
このフランツとシシィならそりゃ息子もイケメンですよね・・・
本当にお母さんの言うことを聞いて、無垢に生きてきたフランツという印象。
だからこそ突然現れたシシィはもぎたてフルーツよろしくフレッシュだったのかも。

史実フランツに近い印象。歌はもう当然上手いんだけれど、早朝から仕事してた史実フランツらしさがありました。同時にシシィへの深い愛も感じられて、夜のボートでボロボロに泣いておりました、私が。
実際のフランツもずっとシシィを愛していたそうなんですが、夜のボートの表現や、悪夢のシーンでの必死さがそれを感じさせるマザコンで終わらない皇帝でした。


後のお役はまた。

TOO YOUNG TO DIE 若くして死ぬ

★★★★☆


公開延期を乗り越えてようやく。
確かに見てみたらこりゃ延期になりますってレベル。本当にちょっとのシーンではあるけれど。


長瀬智也さんは・・・ジャニーズです・・・
本編前のいろんな映画の予告編で同じジャニーズの某君が参覲交代の続編でチヤホヤされてるそのあとに!
あの真っ赤なお肌で「マザーファッカー!」って叫んでるけれど紅白常連グループのメインボーカルですよ?
一瞬忘れそうになった。
でも本当に歌がうまい!これだけ体を張れるアイドル、そりゃあ男性にも好かれるって。


一方神木隆之介くん。筆者の母は彼がテレビに出るたびに昔は天使だったと偉そうなこと言っていますが今も美形です。なのに陰キャラが似合いすぎる。
さのひなちゃんとペアルック着たりしだみらいちゃんとおデートしてるのに、似合う。
 

本当にクドカン節が効いてて面白い。
ドッカンドッカン笑わせてちゃんとホロリともさせるバランスは上手いです。さすが。
天国の描写がまあそうなるんだろうとは思っていたけれど予想以上につまらなそうなカンジでそれはそれでどうなんだと捻くれてしまう。
あと下ネタがかなりエゲツない。
デップーとは違うベクトルというか、10代男子みたいな感じというか。
好みは分かれるかもしれない、けど主人公の弟のアレはさすがに笑った。 

地獄専属のバンドのメンバー、長瀬さん以外も美男美女なのにやっぱり鬼メイク。
まあそれぞれ地獄に落ちる理由はあるのですが理不尽さもあったりして
そっちがとてもモヤモヤしてしまった・・・


存命か否かに関わらず有名人の名前を使いまくってるのですがおそらく一番笑いをとったのは情熱大陸なあの方とすんごくセクシーな写真を撮ることでも有名なあの方でした。まあ、日本人だしね。


エンドクレジットまで力が入っていて映画というよりコンサートやライブのドキュメンタリーを見ているかのようでした。
深く考えたりしなくても爆笑してスッキリして帰路につける作品だと思います。

星組新トップコンビの発表。

1日空けずにかー、とも思ったけれどそんなもんなのかなあ。


この度、星組 次期トップスターに紅 ゆずる、次期トップ娘役に綺咲 愛里が決定しましたのでお知らせいたします。

なお、紅 ゆずる、綺咲 愛里の新トップコンビとしてのお披露目公演は、2017年1月6日に初日を迎える星組東京国際フォーラム公演『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』となります。
   


紅ゆずるさん、徹子さんのモノマネやREONでの客席係などギャグセンスもあってキャラクターがとても好きな方です。
柚木さんの頃から2番手で、2人のタイプの違うトップの元でじっくり経験されてきたと思うので、それが発揮されるのかな、と期待。
歌もこうもりでは良くなったように思えるし、あとは以前タカスペ休演をしたりといった体調面も気になるけれど、ひとまず円満?就任のようでよかった。
生え抜きと落下傘が交互なんですね、星組って。

相手役の綺咲愛里さんはルックスがとにかく可愛いし小顔で華奢。
めぐり会いの新公で色々びっくりしたのですが、段々芝居も良くなって、歌も高音がそれなりに出るようになったりしているような。すごい努力されてるのが伝わるので応援したくなります。
前は夢咲さんのコピー感が強くて、本人も尊敬しているからこそなんだろうけれどそこが気になっていました。最近はそうでもない気がします。
そしてダンスがしなやか!ラブドリでその印象がとても強かった。
花乃さん、咲妃さんと同期とのことで、今度はこっちが3人娘になるのか?
今のトップ娘役陣誰ともかぶらないタイプの子なので楽しみ。




正直、現在のみちふうに比べると実力は落ちると思います。
歌上手い組子が推されていたり、実力重視傾向の中でこの2人を選んだ理由はそれなりにあると思っているので、
ひとまずプレお披露目が楽しみです。


その前に桜華ね

貞子VS伽倻子

★★★★☆

 

めっちゃ面白かった!そして怖かった!

角川40周年記念映画でありそしてお祭り作品。

ホラーでこんなに笑えるってなかなかないのではないかと・・・

 

Jホラーといえばそのじわじわとくる怖さ、振り返ると奴がいる恐怖など

他国のホラー作品にはない恐ろしさが評価されています。

その代表例が「リング」の貞子。

真っ白なワンピースに長く垂れ下がった黒髪というアイコンは

今やリングの名を知らない人たちにとっても知れた存在になり、

お化けの表現として(おそらく)もっともメジャーなものになっています。

私の高校時代を思い出しても、ホラー映画を自主制作しようとなって

出てくるお化けはセーラー服だろうとブレザーだろうと貞子スタイルだったなあ・・・

呪いのビデオ、という不可抗力的存在もまた人気のひとつなように思います。

観ていないけれど。

あ、あと仲間由紀恵さんが生前の貞子をされてましたねwあんなかわいいのね・・・

一方の「呪怨」の伽倻子はどちらかというとその息子・俊雄のインパクトに

負けている感がなくもないですが、初期の布団に潜っても襲いかかる

こちらもまた避けられない恐ろしさで知られています。

 

ちなみにこの二人と俊雄くんのHPなどが公式サイトに掲載されているのは笑うしかない。

 

 

そもそも日本って昔からコワーイ話、好きですよね。

平安時代に書かれた「大鏡」では丑三つ時に肝試しをする話があり(まああれは藤原道長スッゲー!が一番のアピールポイントな気もするけれど)、江戸時代には四谷怪談や

お皿が足りないといって出てくるお化けがいたりして。

そういえば江戸時代のこのおふたりは井戸から出てきますね。貞子・伽倻子とも縁の深い?場所。

その後もとい現代でいえばやっぱり「学校の怪談」でしょうか。

映画の「学校の〜」は小学生のときにみたらそれなりに怖くて、少し成長してみると戻らないあの夏休みを思い出したりノスタルジックさがある、いわば和製スタンドバイミー的な良さもありますよね、というのは個人の意見ですが。

ということでやっぱりJホラーが生まれるだけの要素っていうのはあるんだと思いますよ。

民俗学という学問がきちんと存在しているのもその一つなのかも。

 

 

そして今回の貞子VS伽倻子はそんな怖い話大好き日本人が産んだ二大バケモンの

対決が描かれています。

と書くとただのギャグっぽいけれど、2人の作品が世に出たのはもう20年近く前。

そもそもこの2作品を知らないひともたくさんいるからか、

二人の恐ろしさをきちんと表現し、新しい展開も見せているのできちんとホラーになっていました。

どういう呪いのシステムなのかや具体的な現象まで描かれているので本当に怖かった。

 

貞子伽倻子といわれていますが、俊雄くんも大活躍です。ていうかなんなら俊雄くんがヒロインだし一番かわいそう(意味不明なネタバレ)。

まあママはラスボスだもんね、仕方ないね・・・・

 そうそう、貞子はVHSから出て来るお化けなので今時意味ないじゃん!と伽倻子が政見放送で煽っていましたが、そこは問題なし。人間からしたら大有りですが。

 

 

山本美月さん、玉城ティナさんもとっても美人さんで癒しでした。

 

 

バケモン同士のバトルはとにかく面白いし、オチはとんでもないことになっているので前半のホラーっぷりに耐えられるなら観て損はないと思います。

後半は怒涛の展開すぎて笑いそうになるんですがクライマックスで完全に腹筋が崩壊しました。

そしてエンドロールと共に笑いに包まれる会場・・・

好みはわかれると思いますが幸せになれました(?)

 

 

あえて不満なところをあげるとすればホラーパートの「そこいるか・・・?」ってところなんですが、まあ二人がいかに恐ろしいか表現するには

必要だったのかな。

 

 

 

デッドプール

★★★☆☆
 

マーベルコミック原作の人気作「X-MEN」シリーズのスピンオフで、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場した異色のヒーロー、デッドプールを主役に描くアクションエンタテインメント。好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施したエイジャックスの行方を追う。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でも同役を演じたライアン・レイノルズが、毒舌家で自己中心的という型破りなアンチヒーローデッドプールに扮した。全米ではR指定作品として記録的な大ヒットを飛ばした。監督は、視覚効果分野出身で今作が初長編作となるティム・ミラー。(映画.comより引用)

まずそもそもなんですけれど、わたしはアメコミヒーローのことを全くと言って良いほど知りません。
スパイダーマンは見たことあるけれど他は名前くらいしか。
なのでこれはアクションシーンの大音量が苦手でアメコミヒーローを知らない人間の感想と思っていただければ。


1 知識なしでも楽しめる展開
これは割と大きかった。
確かに他のヒーローとの比較?はありますが知らなくても笑ったりできる程度に抑えられているし、スムーズに理解もできるので良かった。
あと、なんだかんだでヒーロー物らしいところはきちんとあってギャグで完結させなかったのもさすがマーベル(よく知らない)。

2全身○○ネタはまだ可愛い吹替版の威力
下ネタのオンパレードな本作。
公開直前に日本オリジナルのデップーからのコメント動画が配信されました。若い子向けでは大統領候補の不動産王をネタにし、女性向けには自分のスーツは○○製と言い出す期待通りな内容。
で本編はそれを軽く超えた下ネタっぷり。吹き替えで観たからなのかもしれませんが
ピー音なしでよくぞここまで・・・
まあ映像でもガッツリなのでそりゃ年齢指定もされるわ・・・


3キャラクターの個性がわかりやすい
1で内容が初心者でも理解しやすいと書いたけれどキャラクターも同様。
ちゃんと一言でそのキャラクターを表現できるほどんかりやすい。 
個人的にはちょこちょこ出てくるインド人運転手と黒人おばあちゃんが最高です。 
あとヒロインがほんとうに良い女!見た目も美人ですが中身もとても素敵。彼女がいるからこそデップーはヒーローであるんだと思ってしまうほどでした。

4ポップコーンはいかが?なあの子 
そう、あの子。
本編に定期的にあのキュートな顔やキュートなお名前が出てきます。
日本が生んだ世界的人気の猫ちゃん、ハローキティさんはヒーローの心をも掴んだようです。
ちなみにデッドプール公式ツイッターが唯一フォローしているのはキティさんです。
わたしのかつての趣味は全国キティちゃんグッズ集めです(どうでもいい)


5過去の話は・・・
デッドプールが現在ヒーローとなるに至った過程も描かれます。丁寧とはいえ長いし、過去パートがガッツリあるというよりもブツ切りでちょこちょこ出てくるのが残念でした。
ええここで?!ってタイミングもあるし、これがどうしても気になった。



というわけでアメコミ映画の感想を書きました。
同時期に公開されていた日本の変態ヒーロー映画は見れなかったのですが
下ネタは世界共通ってことがよくわかりました!世界は一つ!!