メモのようなもの

映画と舞台の感想とか諸々

宝塚花組「ME AND MY GIRL」AもBもパターン

どっちも見たのに千秋楽直前に更新とかね!



まずトップコンビの雰囲気がとても良くて観ていて幸せでした。
意外?とかのちゃんがしっかりしてるからか内面的なバランスがとても良くて、それが舞台にあらわれているように感じられました。
体格差、とかは女の人同士ですし合わなくても仕方ない。


ビル@明日海りおさん
私が見たときは全てハットトリック成功!
キラキラとしていて美しいのに下町っぽさもきちんとあるビルでした。
サリーのことが大好きなのが伝わってくるし、アドリブもちょこちょこ変えていて面白かった。
今回も再演もので再演続きですが次はオリジナルだし新たな明日海さんが観れるのがたのしみ。


サリー@花乃まりあさん
すごく細いんだけれど、観るたびに「ホテルリッツってとこじゃーん」の言い方が上手くなっていて・・・苦労もたくさんされたと思うけれど、とても素敵なサリーでした。
二幕ラストのサリー、本当に綺麗だし「一度ハートを失ったら」も上手くて毎回泣くという・・・アーネストもだけれどお二人ともコメディ上手なのでみりかのコンビでのコメディがもっと見たいぞ・・・

ジョン卿@芹香斗亜さん
とても優しくて穏やかなジョン。
真面目なんだけれど一途で、ビルとサリーのことも大人として見守っている。
淑女となったサリーがお屋敷に出てきたときのキキビルの表情が柔らかくて、お父さんみたいで、「頑張ったね」って想いに溢れていてきっとこれからの2人のことも見守ってくれそう。マリアには上手く接することができなさそうだけれど笑

@瀬戸かずやさん
イケメン!ダンディ!なのにマリアには想いを伝えられないギャップ!最高だ・・・
ビルとの年齢差も感じさせる枯れ気味ダンディ、これはモテる・・・
貴族としての誇りもあるジェントルマンで、
サリーに対してもビルに対してもキキビルとはまた違ったアプローチでこちらも素敵でした。
しかし尻に敷かれそうなジョン卿でした。


マリア@桜咲彩花さん
とてもチャーミングで真面目に生きてきたマリア。でも可愛い。
とにかく私は貴族だから!という意識を常に持って生きてきたようで、だからこそ迷いながらもビルとサリーを最後は受け入れたのかなあ。なんて思ってみたり。
前回は休演もありましたが無事に千秋楽まで出演してくださりそうでホッとしております。

@仙名彩世さん
知的で冷静なマリア。とても頭がいいから自分たちの置かれている立場もわかるし、だからこそビルとサリーの関係がなかなか認められない。とても高潔でこれはこれで惚れてしまいそうなマリア(意味不明)
相変わらずの歌馬っぷりで聴いていて幸せでした。


ジャッキー@柚香光さん
わがままジャッキー。
ジェラルドとの幼馴染感も良かった。まあ、同期だもんね・・・
自分の女としての魅力がわかりきってはいないけれどなんとなくこんなもんなのかしらって言う幼さも見える可愛いジャッキーでした。
しかしそんなジャッキーが燕尾ではもんのすごいイケメンになるんだよね・・・

@鳳月杏さん
カレージャッキーよりは大人で、女を利用する意味も方法も自分の魅力もわかっている感じ?
すごーーく美脚でした最高。
ちなつジャッキーはセクシーで可愛くてとても良かった。
それにしても美人だなあ、ランベスクイーンでも思うけれど。


ジェラルド@水美舞斗さん
こちらも幼めジェラルド。ボンボン感マックス。でもプロポーズシーンはすっっっごいイケメンだったよ!どうした!何かあったのはむしろ君だったんでは・・・
王子様オーラに溢れたボンボンジェラルドが素敵すぎてどうしよう。
借金なくなったし結婚してほしい。

芹香斗亜さん
こちらも大人というか、きちんと真面目ちゃんボンボン。借金はしたとしても競馬以外なさそう。ある時点でどうなんだとは思うけれど、
理性的で根は頭が良さそうだし仕方ないなあって言いながらジャッキーに振り回されてあげる余裕もありそう。
キキさんもロイヤル感あってどっちのジェラルドも好きだけれど何より2人ともジャッキーとお似合いなのがとてもいい

パーチェスター@鳳真由さん
退団、寂しい。
コミカルで歌うまいのにお屋敷の弁護士で謎アレンジを加えまくるしおひげも含めて面白い。
大好きな弁護士さんです。
ビルとの絡みも面白いし、これがパレードになるとイケメン男役すぎて本当にいろんな顔を見せてくださってありがとうございます・・・
まよパーチェスターのために千秋楽中継、取っちゃったよ・・・

柚香光さん
イケメンなのに何かおかしい。前髪もおかしい。動きもおかしい。
すごく個性的でお屋敷のことを任せていいのか不安になるレベル。
ソロナンバーも含めて歌唱力が向上されたように見受けられました。
美人さんだけれどやっぱり彼女は男役の姿が好きです。



長いけれど最後に!
花野じゅりあさんの二幕ラストの淑女サリーとビルへの微笑みがとても好きです!!

ファインディング・ドリー

今更ですが公開初日に観てきたので感想を書きます。

ファインディング・ドリーは2003年に公開された「ファインディング・ニモ」の続編にあたり、何でもすぐに忘れてしまうナンヨウハギのドリーが主人公です。
そういえばニモの影響ってすごかった。ピクサーの中でも日本での興行収入が今もナンバーワン(ディズニーで言えば1位はアナ雪、総合はなんとダントツで千と千尋の神隠し)だそう。当時、カクレクマノミを飼う人が増えて私もそう飼いました。懐かしい。


本当にすごいなあと思ったのはストーリーより何より映像技術。
水族館も海の中もとても綺麗でまるでその世界にいるかのよう。お魚の動きも前作よりかなり良くなっていました。
あとタコのハンクのタコ感ある動きも良かった!毛並みまできれいに描かれていて3Dで見れば良かったと後悔。


ストーリー自体は「ハンディキャップも個性」というメッセージがこめられていました。
だからこそ、ドリーのすぐに忘れちゃうそれを
こちらがイライラすることなく見守れる構造になっていたように思います。
そして、作中では海の子どもたちはドリーのそれをひとつの個性と認識し、ドリーのことを好いています。

より内容に触れると、
確かにドリーはすぐ忘れちゃう、でも完全になくなってはいないんですよね。
だからニモやマーリンや、海の仲間たちのことは忘れないし、はぐれた両親との記憶もきちんと思い出せる。
たどり着いた先はさすがディズニー、さすがピクサー。暖かなハッピーエンドでした。たぶん?

新キャラも個性豊か。
ジンベイザメのディスティニーはぽけぽけだけれどドリーの記憶を呼び覚ますということにおいて一番の働きをしていました。
また中村アンさんの声がよく合う!
ディスティニーのお隣のスナメリ?も面白い。できないできないと思っていても、突然できたりするんですよね・・・現実は厳しいけれどw
タコのハンクはツンデレというか、これで最後だお別れだと言いながら何度も何度もドリーを助けて最後はドリーに影響を受ける。
吹替は上川隆也さん、すごい良い声してます。ハンクがやたらイケメンに見えました。


吹替といえば、室井滋さん・木梨憲武さんは本当に素晴らしかった!
木梨さんは感情表現が声だけでもわかりやすいし室井さんは本当に本当によかった・・・
ドリーがパニックになる場面での演技が本当に良かったし、癒されました。
またこの作品にでれて嬉しいとお二人はお話しされていたそうですが、吹替がまたこのお二人で本当によかったです。



ちなみに、今作にはお魚の監修として日本を代表する海洋学者のさかなクン(さん)が参加されています。
本当に彼は魚の申し子というかなんというか・・・魚への純粋な愛に溢れていて、作中での「ありえないだろ」と思いそうな描写も「タコちゃんは〜〜」と事実と合っている点について評価していたり誰かを傷つけることもしない方でさすがとしか言いようがありません。
どこまで行くのか気になります。次は英国女王かアメリカの大統領とお話かな?


ファインディング・ドリー、舞台が海と水族館ですし、夏休みにぴったりの映画ですね。



ファインディング・ドリー

今更ですが公開初日に観てきたので感想を書きます。

ファインディング・ドリーは2003年に公開された「ファインディング・ニモ」の続編にあたり、何でもすぐに忘れてしまうナンヨウハギのドリーが主人公です。
そういえばニモの影響ってすごかった。ピクサーの中でも日本での興行収入が今もナンバーワン(ディズニーで言えば1位はアナ雪、総合はなんとダントツで千と千尋の神隠し)だそう。当時、カクレクマノミを飼う人が増えて私もそう飼いました。懐かしい。


本当にすごいなあと思ったのはストーリーより何より映像技術。
水族館も海の中もとても綺麗でまるでその世界にいるかのよう。お魚の動きも前作よりかなり良くなっていました。
あとタコのハンクのタコ感ある動きも良かった!毛並みまできれいに描かれていて3Dで見れば良かったと後悔。


ストーリー自体は「ハンディキャップも個性」というメッセージがこめられていました。
だからこそ、ドリーのすぐに忘れちゃうそれを
こちらがイライラすることなく見守れる構造になっていたように思います。
そして、作中では海の子どもたちはドリーのそれをひとつの個性と認識し、ドリーのことを好いています。

より内容に触れると、
確かにドリーはすぐ忘れちゃう、でも完全になくなってはいないんですよね。
だからニモやマーリンや、海の仲間たちのことは忘れないし、はぐれた両親との記憶もきちんと思い出せる。
たどり着いた先はさすがディズニー、さすがピクサー。暖かなハッピーエンドでした。たぶん?

新キャラも個性豊か。
ジンベイザメのディスティニーはぽけぽけだけれどドリーの記憶を呼び覚ますということにおいて一番の働きをしていました。
また中村アンさんの声がよく合う!
ディスティニーのお隣のスナメリ?も面白い。できないできないと思っていても、突然できたりするんですよね・・・現実は厳しいけれどw
タコのハンクはツンデレというか、これで最後だお別れだと言いながら何度も何度もドリーを助けて最後はドリーに影響を受ける。
吹替は上川隆也さん、すごい良い声してます。ハンクがやたらイケメンに見えました。


吹替といえば、室井滋さん・木梨憲武さんは本当に素晴らしかった!
木梨さんは感情表現が声だけでもわかりやすいし室井さんは本当に本当によかった・・・
ドリーがパニックになる場面での演技が本当に良かったし、癒されました。
またこの作品にでれて嬉しいとお二人はお話しされていたそうですが、吹替がまたこのお二人で本当によかったです。



ちなみに、今作にはお魚の監修として日本を代表する海洋学者のさかなクン(さん)が参加されています。
本当に彼は魚の申し子というかなんというか・・・魚への純粋な愛に溢れていて、作中での「ありえないだろ」と思いそうな描写も「タコちゃんは〜〜」と事実と合っている点について評価していたり誰かを傷つけることもしない方でさすがとしか言いようがありません。
どこまで行くのか気になります。次は英国女王かアメリカの大統領とお話かな?


ファインディング・ドリー、舞台が海と水族館ですし、夏休みにぴったりの映画ですね。



Documentary of AKB48 存在する理由


★★★☆☆

AKB48のドキュメンタリーももう5作目?
実は初日にファインディングドリーも観ているんですが、ひとまずこちらを。
あまりに人物が遠いのでメンバーは敬称略で。

今までとは変わって、監督は元NHKのプロデューサー石原氏に。
彼はNHKでAKBをたびたび取り上げてたりとグループ的にも縁の深い方。
HKTが指原だったり、NMBは無縁の方だったり、今回は色んなパターンがあるようですが・・・


先に不満だったところをあげます。







1.ナレーションが監督の声
これはもう完全に私の個人的な感情なんですけれど。
今までって、声優さんだったりメンバーだったり基本女の方のナレーションで。
それがおじさんになると・・・うーん。滑舌も良いわけではないし・・・
HKTでも指原監督の制作シーンが何度も出てきましたがドキュメンタリーですしあまり表に出てきてほしくなかったかもな、というのが正直なところ。


2.外部の声は必要だった?
外部、というかつんくさん、ももクロのマネージャー、文春記者ですね。
だってカメラが入ってるならそこまで本音語らないし、それを聞きたいひとの方が少ないのでは?

3.フィーチャーが中途半端な子もいる
確かに。すごくフィーチャーされている子もいたけれど、それはすごく良かったのですが。
渡辺麻友柏木由紀あたりはもういいでしょたくさんわかってるしってことなのかもしれないけれどもう少し観たかったし、
高橋みなみの卒業があまりにも薄く、さらに言えばメイン感のありそうな横山由依もほぼなし。小嶋陽菜の出番のなさは逆にネタになってたみたいですが、インタビューするならその子のこともっと見せてと思うのは贅沢なのかもしれない。
あと、宮崎美穂とともに選抜に入った大家志津香をフィーチャーしてほしかった。圏外ながらバラエティに出まくり、趣味を生かしてダイビング雑誌の仕事も定期的にきて(私が読んでる雑誌によく出ててとても好印象)、ある意味異色な子だからこそ、選抜入りの意味はあると思うんですけれどね。


4.それで結局どうしたかった?
中途半端というか、ぶつ切り。
この子の話をしたかと思えば大きく飛んで。
女子会じゃないんですよ。作品なので。一つ完結させたら次にするとかもう少し工夫してほしかったです。
いきなり新潟の話になったかと思えば2013年の話になったり、当時を知っているならまだしもいまいちな人にはついていけない。
その辺り今までの高橋監督は良かったです。なんだかんだどれもつまりまとめるとこの話を出したかったのね、とわかりやすい。
結局いまも模索してるのねという結論になるとしても、うううん。思い出してもぶつ切りになっちゃう。



と、長々と不満点を挙げたので次は良かったところを書いてみます。


1.新世代にもきちんと焦点を当てている
今までの選抜メンがいわばアキバアイドルと呼ばれてた頃から這い上がった世代とするならば、新世代はその選抜達がテレビの音楽番組でヒット曲のパフォーマンスをする姿を観て加入した子達です。
その筆頭格が向井地美音。アイドルとして、よりもかつて「アンフェア」篠原涼子さんの娘役を演じていたことのほうがまだ有名ですが彼女は間違いなくファンの時期を経験して加入しています。
握手券や劇場公演のチケットを見せながら思い出を語る彼女は若手に不安を覚えるメンバーからもおそらく信頼され、若手からは自分たちの自信を持つための心の拠り所として今後のグループにとても必要なように感じました。


2.目立たない子もきちんと目立たせる
13期・岡田彩花は決して目立つメンバーではありません。そんな彼女がとあるコンサートでセンターで歌を披露しました。
当時は卒業の噂も経ちましたが、実は・・・
彼女のパート?はとても良かったです。
あまりに1人の女の子で、感情移入してしまいました。もうアホみたいに泣いていました・・・

3.その後の人生について時間を割いた
これは賛否両論だとは思いますが、その卒業メンバーが活躍していた頃にファンだった私にはとても良かった。
まずはいまジャカルタで大スターとなった仲川遥香。彼女の強い眼差しと「暇しているなら飛び出してみたらいい」という発言は、たぶんメンバーだけじゃない、今に迷い立ち止まってしまう人たちの背中まで押してくれるものだと思います。
そして内田眞由美。じゃんけん大会で話題を集めたものの人気が出なかった彼女もいまじゃ経営者。目線を変えて好きなことを始めた彼女は当時よりも美しく見えました。
何が合うかはわからないし、何よりもまず挑戦と飛び込んだこの2人の話はとても面白くて励まされました。
おばか?不思議キャラ?だった小森美果も登場、まさかのママさんに。
前述の2人と違って、一般人に戻って幸せになった彼女を見ると、普通の人生も悪くない、むしろ良いのかもと思えました。



ながーくながーく書きましたが、
10年間このグループが続いた意味を模索しながら、今後何をすべきかも模索しながら歩む10.20代の女の子達が、それぞれに人生があってそのドラマを観れて充実感はありました。
みんなみんな、幸せになって欲しいです。
芸能界に残ろうと、やめようと、幸せでいて欲しい、まあこのグループのドキュメンタリー見るたびにそれは毎回思うのですが、
実際に幸せな卒業メンバーを見ると改めて思ってしまいます。

エリザベート続き。

続きだよ!


フランツ@古川雄大さん
なぜ京本くんを見なかったか、単にスケジュールが合わなかっただけです。

古川くんは1789でも思ったのですが知的で品があって線も細すぎなくて王子様感に溢れていてそりゃトートも命奪いたくなりますわ・・・え、シシィ追い詰めるため?
まあそれはそうなんですけれど。
歌もうまいし、フランツの孤独さや大人になっても母の愛を求めて哀しみ、ボロボロになり最後は自らにピストルを放つ儚さに溢れていました。

たーたんさんといえば初演ルドルフですよ!シシィの息子が姑に!
やっぱりね、何度も言ってるけれどこの方も歌がうまい。
フランツへの母の愛もありながら皇太后としてのプライドや誇りもあって、
ソロの歌では涙涙。

昔妖精今妖怪と自虐されてますがどう見ても今も妖精です。
お花様の姑には見えません。というか皇帝のママにしては若々しくって美人。
でも人を寄せ付けない皇太后としての誇りや強く厳しく冷静に冷酷に接して、でも本当は息子を深く愛しハプスブルグの未来も憂う姿がとても美しかったです。

ヴェンディッシュ嬢@真瀬はるかさん
随分早く宝塚を退団されて、退団後に知ったのですごくもったいないなと思ったのですが
ご活躍されていてこれがあの真瀬さんか!と。
すごく狂ったヴェンディッシュで、むしろ怖い。目つきも動作も普通ではなくて本当に技術がハイレベル。
ヅカ版ではできない表現だと思うので帝劇はこのヴェンディッシュを通して欲しいです。


子ルドルフ
@大内天くん
ちびっ子ながらかなりの歌唱力。ソロパートとってもお上手でした。我ら息絶えし・・・では大人顔負けの声量。
将来美形になりそうだし、自分の足で立っててなかなかしっかりしてそう。
勇ましさをのぞかせるちびルドルフでした。

@加藤憲史朗くん
あのこども店長の弟くん。こども店長もかって演じた子ルド、歌唱力はまだ緊張もあってか(私が見たのは多分彼の初日)不安定ながらそれがまた泣かせる。すごく素直な子供で、健気で、もう登場だけで泣きました。まだ周りの友達もママになってないのに完全に近所のおばちゃんモード。
お兄ちゃんそっくりの声とお顔、お兄ちゃんのイメージを脱却しつつこれからも頑張ってほしいです。


ぱっと思いつくキャストさんあげえみました。

2016年エリザベート@帝国劇場

2回だけしか見れなかったんですけどね。
昨年よりもパワーアップしていて、見ているこっちまでエネルギーを使ったような気さえしました。

キャストについて。
シシィ@花總まり
蘭ちゃん(蘭乃はな)も好きなんですが、やはりシシィといえば花總まり様でしょう。
未だに少女時代も自然で彼女は他の人類とは違う時の流れを過ごしていらっしゃるのかと・・・どこぞの漫画家先生のように。
そして歌声が昨年よりも強くなっていました。今もなお成長し続けるってすごすぎるし、だからこそ彼女は今の位置にいらっしゃるんだろうな。
「私だけに」はやっぱり素晴らしくて、鏡の間でも圧倒的。そしてルドルフの葬儀の場面での崩れ落ちそうになりつつも耐える姿、私が踊る時の誇り高い姿、ラストシーンでのすべてから解き放たれたような微笑み。
全てがシシィでした。
本当に、本当に、また舞台に戻ってきてくださって嬉しいです。娘役時代を生で観ていないから、今こうやって拝見できることがとても幸せです。


トート
ミュージカル界のプリンス、さすがの歌。声量も圧倒的で最後のダンスではショーストップが!
トートタイプというよりもそれこそ明るい太陽のようなお役が似合うイメージですが、シシィの愛を求める姿はとても納得できました。
井上さんは女優さんをヅカにおける娘役さんが男役さんにするそれのように立てていらっしゃったりとお芝居外での人柄がとても良いなあと思っています。花總さんへのレジェンド連呼も好きw
そしてご結婚おめでとうございます?

ビジュアルがそのまんま、トート。
端正で妖艶で。ただものすごく背が高いのでシシィと並ぶと本当に少女と悪い人みたいに見えたり見えなかったり・・・
氷点下のような冷たいトートがとてもよくお似合いだし歌も癖があるような気はしなくもないけれど上手いです。というかミュージカル経験は割とあるのにあまり知られていないようで・・・もったいない〜

フランツ
@田代万里生
ロイヤル皇帝。若かりし頃がとにかくロイヤルイケメン。そして歌も上手い。
このフランツとシシィならそりゃ息子もイケメンですよね・・・
本当にお母さんの言うことを聞いて、無垢に生きてきたフランツという印象。
だからこそ突然現れたシシィはもぎたてフルーツよろしくフレッシュだったのかも。

史実フランツに近い印象。歌はもう当然上手いんだけれど、早朝から仕事してた史実フランツらしさがありました。同時にシシィへの深い愛も感じられて、夜のボートでボロボロに泣いておりました、私が。
実際のフランツもずっとシシィを愛していたそうなんですが、夜のボートの表現や、悪夢のシーンでの必死さがそれを感じさせるマザコンで終わらない皇帝でした。


後のお役はまた。

TOO YOUNG TO DIE 若くして死ぬ

★★★★☆


公開延期を乗り越えてようやく。
確かに見てみたらこりゃ延期になりますってレベル。本当にちょっとのシーンではあるけれど。


長瀬智也さんは・・・ジャニーズです・・・
本編前のいろんな映画の予告編で同じジャニーズの某君が参覲交代の続編でチヤホヤされてるそのあとに!
あの真っ赤なお肌で「マザーファッカー!」って叫んでるけれど紅白常連グループのメインボーカルですよ?
一瞬忘れそうになった。
でも本当に歌がうまい!これだけ体を張れるアイドル、そりゃあ男性にも好かれるって。


一方神木隆之介くん。筆者の母は彼がテレビに出るたびに昔は天使だったと偉そうなこと言っていますが今も美形です。なのに陰キャラが似合いすぎる。
さのひなちゃんとペアルック着たりしだみらいちゃんとおデートしてるのに、似合う。
 

本当にクドカン節が効いてて面白い。
ドッカンドッカン笑わせてちゃんとホロリともさせるバランスは上手いです。さすが。
天国の描写がまあそうなるんだろうとは思っていたけれど予想以上につまらなそうなカンジでそれはそれでどうなんだと捻くれてしまう。
あと下ネタがかなりエゲツない。
デップーとは違うベクトルというか、10代男子みたいな感じというか。
好みは分かれるかもしれない、けど主人公の弟のアレはさすがに笑った。 

地獄専属のバンドのメンバー、長瀬さん以外も美男美女なのにやっぱり鬼メイク。
まあそれぞれ地獄に落ちる理由はあるのですが理不尽さもあったりして
そっちがとてもモヤモヤしてしまった・・・


存命か否かに関わらず有名人の名前を使いまくってるのですがおそらく一番笑いをとったのは情熱大陸なあの方とすんごくセクシーな写真を撮ることでも有名なあの方でした。まあ、日本人だしね。


エンドクレジットまで力が入っていて映画というよりコンサートやライブのドキュメンタリーを見ているかのようでした。
深く考えたりしなくても爆笑してスッキリして帰路につける作品だと思います。