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メモのようなもの

映画と舞台の感想とか諸々

あやしい彼女(2016・日)

新年度も本格的に始まってきちゃったし途端に仕事が増えてぶっ倒れそう。残業代しか楽しみがない。


あやしい彼女
★★★★★


多部ちゃん可愛い大好き(簡潔)



あやしい彼女、元は韓国映画だけれど日本風にアレンジして製作されていて流れる曲も馴染み深いものが多い。
見ていてとても楽しくて、でもちょっぴり?とっても泣けて幸せな気分で劇場を出られた。


多部ちゃん、女手一つで娘も孫も育ててきた→楽しみも捨てて頑張ったことをアピールして娘と喧嘩→「じゃあ好きに生きてやる!」と家出→物思いにふけっていたらなんだか写真館が輝いている→温水洋一にシャッターを切ってもらったら何と若返り!→うっかりのど自慢大会に参加して何故か孫のバンドに参加→白塗りバンドを懐メロバンドに変えたら人気爆発!要潤にスカウトされるしなんだか要潤ともいい感じ!

というジェットコースターよろしくなストーリー。
そのあとが結構真面目な内容なんだけれどここまですごく面白い。
孫はバンドで生きていきたいしおばあちゃんにお金せびるしなんなんだコイツ、と思ったら割と純朴でいちいち笑ってしまう。
今時同じコップで飲まれて不快感ならともかく間接キッス//ってなる大学生、いるのか・・・?すれてない真っ直ぐな子に育ててもらったと捉えればいいのか・・・でも音楽への姿勢とかもきちんと考えている子だし、いい孫だ。



孫の話はそのくらいにして、


多部ちゃんは見た目20代、中身はおばあちゃんという特殊キャラをしっかりと演じていてさすがの一言。
人生経験がないと伝えたいことも伝わらないって話はよくあるけれどなるほどこういうことか、と。
ある場面で多部ちゃんが「頑張ったね」って相手にいうシーンがあるのですが、もうポロポロ泣いてしまった。相手と自分にかぶるところはほとんどないのにこっちまで労わってもらえた。


この映画の1番のセールスポイントでもありそうなのが音楽関係のシーン。
多部ちゃんが歌いまくりで、とても上手い。音程を外さないという意味ではなく表現力が抜群。「悲しくてやりきれない」を歌うシーンとかね。もちろん他も素晴らしかった。音楽プロデュースはMy Little Loverでも有名な小林武史さんとのこと。昭和懐メロのアレンジが見事。

あとこの音楽に合わせるようにか、多部ちゃんのファッションは50〜70s風でレトロでキュート。個人的にはオードリー風ファッションがもうありえないくらい可愛くってこれだよこれ!ってなってた。


ストーリーに関わってくるお年寄り組が生き生きとしてる。そりゃ色んな苦しい思いもあったけれどいま幸せだよっていう勢いが半端ない。対して娘関係はどうにも辛かった・・・だからクライマックスでは余計に号泣。


まだ若者と言われる年代だから人生についてあれこれ語る資格はないけれども、
いつか年老いたときにああ幸せだったなって後悔がたくさんあっても思っていたいと思えた作品でした。