メモのようなもの

映画と舞台の感想とか諸々

「この世界の片隅に」

★★★★★

 

今年、日本映画の秀作率が高い1年でしたが年末にとんでもない作品と

出会えました。

泣ける映画はいくらでもあるけれど(涙もろい)、見たあとも定期的に涙が出て、

泣き疲れてしまうのはなかなかありません。

 

広島から軍港のまち・呉に嫁入りしたぽやーっとした女性・すずさんの物語。

彼女の幼少期からゆったりと日常が描かれ、

戦争の描写はあまり多くありません。

しかし、その日常描写があるからこそ戦争が恐ろしく悲しく伝わってくる。

あまりにも突然やってくる、どこへ行ったんじゃろうと思っていたのに。

 

幼少期のはなしを含めて、多くの出来事が後々につながってくるのが

感動的。

 

戦争描写、といえばよくある「憲兵」の存在ですが、それが笑いに変えられてしまっているのも独特。

当時を知らない私たちは暗い歴史だと思っているけれど、

あの頃だって人々は時に笑ったり、一生懸命生きていたんだと気づかされる。

 

この映画はクラウドファンディングで作られたのですが、それだけでなく

時代考証がとてもしっかりしていて、当時住んでいた方々にお話を聞いて制作しているのが本当にすごい。

テレビ番組でも紹介されていた理髪店のおはなしを知ってから鑑賞したので「ここか!!」と感激。もうこのあたりから泣いておりました。

 

ここまでストーリー諸々を書きましたが、

すずさんのキャラクターはもちろんですが、多くのキャラクターが魅力的でした。

寡黙で、しかし深い愛情を持っている夫周作さんやすっごく冷たいけれどだんだん優しくなる径子さん。その娘で天真爛漫な晴美ちゃん。

径子さんはかつてはモガで、自分で生きて嫁ぎ先を見つけてきた強い女性。すずさんとは対照的で、だからこそ頼りないすずさんを実は気にかけてくれるという。

終戦後の径子さんもすごく素敵でした。

晴美ちゃんは・・・ネタバレになってしまうけれど、でもとても好きなキャラでした。

 

 

戦争ですずさんはあるものを失います。同時にかけがえのないものも。

そして、運命の日。あまりにも静かに起きたそれはすずさんの住む呉の人々にも

影響を与えることになります。

あれ、もしかして・・・と思った存在が、とある事実を抱えていたことを知らされます。

けれど関わる人は、それでも生きなければと前を向く・・・

すずさんもまた、運命の日にさらに大切なものを失います。

すずさんの妹、すみちゃんも・・・これです、という言葉はないけれど

「ああそういうことなんだな」と理解できる構造になっていました。

 

そして、終戦。たくさんのものを失っても、それでもと思っていたのに

断たれてしまった。終わりに安堵する人もいれば、もっと早く終わればと悔やむ人も

いるわけで、それが戦争なのかもしれない。

 

 

 

終戦ののち、あらためて広島に向かったすずさんは周平さんに感謝の言葉を述べます。

ここでもう「名作!!!やばい!!!泣ける!!!(小並感)」となるのですが、

さらに暖かな結末が待っています。

失ったからこそ、すずさんが得たかけがえのないもの。

すずさんだけではなく、他の人にとってもそれはかけがえのないものでした。

エンドロールも本当、すっっっっっごく素晴らしいので絶対に見て、最後まで席を立たないでほしい、そんな作品でした。

 

 

こういう映画、シニア層が多いというイメージでしたが若い方も今回、多かったです。。

わたしも含めて当時をよく知らない、知る人と話せる機会も減ってしまった若者達にいろんな感想を抱かせたこの作品、また観たいです。

「逃げ恥」が終わるのが悲しすぎる

あまり恋愛ドラマは観ないのですが今作はとても良い・・・

若い人にとにかく共感されてるのが面白いなあ、と思ったりする。

私自身やっぱりとても好きなので色々と書いてみることにしました。

 

1.登場人物に悪い人がいない

ドロドロドラマが流行るし、最近でいえば半沢〜のような巨悪の存在があるドラマも

多いなかでなかなかない設定かも。

みくりの元彼カヲルくんも、しょーもないけれどまあそういう人っているよねという

レベルだし、ポジモン杏奈ちゃんも面倒だけれどいい子。

そもそもメインはみんないい人でこんなにいい人いなくない?って思うレベル。

だからマイナスな気持ちにならず観られるし、故に終わってしまうのが悲しい。

 

2.固定観念にしばられないそれぞれの立ち位置

いわゆるノーマルな、世間一般的な幸せを手にしているのは両親たちとあと日野さんくらい。

津崎さんはいない歴年齢だけれどそれを恥ずかしく思うのは彼本人だけ。

風見さんの結婚したくないという価値観に対しても否定的には描かれていないし、

沼田さんのあれこれは「沼田さんは沼田さん」と結論付けているのが印象的。

「ゆとりキャラ」なゆりちゃんの部下、梅原ちゃんは

就活無双もできる帰国子女というスペックを、あえて隠していて、それぞれの人とは異なることについて「こういう偏見って持ってしまっているよね」とさりげなく提示していてハっとさせられた。

 

3.結婚をめぐるそれぞれのあり方

というか女性3人なのですが・・・

みくりの親友やっさんは「結婚をやめた」人。

でき婚からの旦那の浮気による離婚で、現在はシングルマザー。

離婚の際にはみくりにあんな理由があるのに親戚に反対されたり否定されたことを打ち明けていました。

けれど蓋を開けてみれば、出戻りはしつつも子供に愛情をもって接していて、

角もとれ?幸せそう。

一方のゆりちゃんは「結婚しなかった」人。

バリバリのキャリアウーマンで、同世代の社内の女性にとっては希望。だけれど、

その人たちと違って出産も結婚もしていない。その代わりに手に入れたキャリア、というのが女性の働き方の現状を示しているようだった。

実際、彼女にたいして「結婚していないから焦っているのだ」と笑う幹部や、

梅原へ全うな指摘をしたことにまるで若い子に嫉妬している呼ばわりをするおじさんもいた。(しかもこういうのはかっこよくもないし性格もあれなのに権力だけあるんだよな〜〜若くても好みの顔じゃない女性社員には同じこというよね〜)

それを知っているからか、結婚という道をあきらめた、あきらめたい若い女の子たちにとっての支えとなればと思ってしまうのかもしれない。

そしてみくりは「結婚する」人。

でも契約結婚。結婚にメリットを感じないから結婚しない風見さんとはある種対照的。

何かとお金を気にしたりみくりはシビアすぎる気がしなくもないけれど、

結婚する辛さも結婚しない辛さも周りの人を見て知っているからこそ

冷静になれるのかも。

籍を入れない事実婚設定もびっくりしました、役所で提出できるんだね。

ぶっちゃけみくりとまではいかなくても契約結婚は今後増えそう・・・・?

少なくとも結婚しなきゃ認めないって価値観を仕事に持ち込んでしまう人も

いるわけだし、ステップアップのために考える人もいそう。

 

なんかまとまらないけれど、ああこういう脚本もあるんだ、そもそもこんなに素敵な

漫画があったんだと感動しております・・・

原作もとてもとても素晴らしいしこちらの最終回も悲しいけれど気になる。

 

 

そういえばオリジナルキャラの日野さん、どうしても藤井隆氏そのものにしか見えない。

奥さん乙葉でしょ・・・

君の名は

★★★★★


今年見るべき映画!シンゴジラもだけれど。
日本のアニメ映画といえば宮崎駿監督で、細田監督も新海監督もとても素晴らしいけれど、
まだオタク向きとかから抜け切れていない印象でした。(時かけは違うけれど、あれはそもそも原作がきちんとあるので・・・)
けれど大ヒットの君の名は。は、なんとなくそれを超えていきそうでした。



まずもう映像美。
圧倒的で、秒速でも思ったのですが光の使い方が本当にうまい。
今回の彗星描写も美しかった。空も美しくてそれだけで感動。
そして前半のコメディ気味の、入れ替わり作品らしい物語から後半は一気にシリアスになる切り替わりもとても良かった!!

そうそう、俳優さんたちの演技も素晴らしかった。
主役の神木くん、ジブリ作品にもよく出ているしまぁうまいだろうな、と予測はできたものの中身三葉時の女の子声が超かわいい笑
同級生が可愛かった、と照れるのも納得。
ヒロインの上白石さんもストレートで、そして彼女の演技がクライマックスの感動を際立てていました。本当にもうね・・・

で!このお二人ももうとーぜん良かったのですが、主人公瀧の気になるバイト先の先輩が大人の色気のある声でどなたかなあと思っていたら!
好きだ・・・清純派から演技派になって、声だけのお芝居もこなせて、でもお美しい、最高でしょ・・・ 
あとおっぱい連呼する妹が谷花音ちゃん。いいのか?いいのか?


組紐や御神体などもとても良い使われ方をしていましたし、必要以上に描きすぎないのもよかった。
三葉の家族の話とか、もっと描かれるパターンもありそうなのにそこを省いていて主人公2人に話を限定していたのでとっちらかりすぎなかった。


本当、評価も高いし見て損もなかったし、よかった・・・

宝塚花組「ME AND MY GIRL」AもBもパターン

どっちも見たのに千秋楽直前に更新とかね!



まずトップコンビの雰囲気がとても良くて観ていて幸せでした。
意外?とかのちゃんがしっかりしてるからか内面的なバランスがとても良くて、それが舞台にあらわれているように感じられました。
体格差、とかは女の人同士ですし合わなくても仕方ない。


ビル@明日海りおさん
私が見たときは全てハットトリック成功!
キラキラとしていて美しいのに下町っぽさもきちんとあるビルでした。
サリーのことが大好きなのが伝わってくるし、アドリブもちょこちょこ変えていて面白かった。
今回も再演もので再演続きですが次はオリジナルだし新たな明日海さんが観れるのがたのしみ。


サリー@花乃まりあさん
すごく細いんだけれど、観るたびに「ホテルリッツってとこじゃーん」の言い方が上手くなっていて・・・苦労もたくさんされたと思うけれど、とても素敵なサリーでした。
二幕ラストのサリー、本当に綺麗だし「一度ハートを失ったら」も上手くて毎回泣くという・・・アーネストもだけれどお二人ともコメディ上手なのでみりかのコンビでのコメディがもっと見たいぞ・・・

ジョン卿@芹香斗亜さん
とても優しくて穏やかなジョン。
真面目なんだけれど一途で、ビルとサリーのことも大人として見守っている。
淑女となったサリーがお屋敷に出てきたときのキキビルの表情が柔らかくて、お父さんみたいで、「頑張ったね」って想いに溢れていてきっとこれからの2人のことも見守ってくれそう。マリアには上手く接することができなさそうだけれど笑

@瀬戸かずやさん
イケメン!ダンディ!なのにマリアには想いを伝えられないギャップ!最高だ・・・
ビルとの年齢差も感じさせる枯れ気味ダンディ、これはモテる・・・
貴族としての誇りもあるジェントルマンで、
サリーに対してもビルに対してもキキビルとはまた違ったアプローチでこちらも素敵でした。
しかし尻に敷かれそうなジョン卿でした。


マリア@桜咲彩花さん
とてもチャーミングで真面目に生きてきたマリア。でも可愛い。
とにかく私は貴族だから!という意識を常に持って生きてきたようで、だからこそ迷いながらもビルとサリーを最後は受け入れたのかなあ。なんて思ってみたり。
前回は休演もありましたが無事に千秋楽まで出演してくださりそうでホッとしております。

@仙名彩世さん
知的で冷静なマリア。とても頭がいいから自分たちの置かれている立場もわかるし、だからこそビルとサリーの関係がなかなか認められない。とても高潔でこれはこれで惚れてしまいそうなマリア(意味不明)
相変わらずの歌馬っぷりで聴いていて幸せでした。


ジャッキー@柚香光さん
わがままジャッキー。
ジェラルドとの幼馴染感も良かった。まあ、同期だもんね・・・
自分の女としての魅力がわかりきってはいないけれどなんとなくこんなもんなのかしらって言う幼さも見える可愛いジャッキーでした。
しかしそんなジャッキーが燕尾ではもんのすごいイケメンになるんだよね・・・

@鳳月杏さん
カレージャッキーよりは大人で、女を利用する意味も方法も自分の魅力もわかっている感じ?
すごーーく美脚でした最高。
ちなつジャッキーはセクシーで可愛くてとても良かった。
それにしても美人だなあ、ランベスクイーンでも思うけれど。


ジェラルド@水美舞斗さん
こちらも幼めジェラルド。ボンボン感マックス。でもプロポーズシーンはすっっっごいイケメンだったよ!どうした!何かあったのはむしろ君だったんでは・・・
王子様オーラに溢れたボンボンジェラルドが素敵すぎてどうしよう。
借金なくなったし結婚してほしい。

芹香斗亜さん
こちらも大人というか、きちんと真面目ちゃんボンボン。借金はしたとしても競馬以外なさそう。ある時点でどうなんだとは思うけれど、
理性的で根は頭が良さそうだし仕方ないなあって言いながらジャッキーに振り回されてあげる余裕もありそう。
キキさんもロイヤル感あってどっちのジェラルドも好きだけれど何より2人ともジャッキーとお似合いなのがとてもいい

パーチェスター@鳳真由さん
退団、寂しい。
コミカルで歌うまいのにお屋敷の弁護士で謎アレンジを加えまくるしおひげも含めて面白い。
大好きな弁護士さんです。
ビルとの絡みも面白いし、これがパレードになるとイケメン男役すぎて本当にいろんな顔を見せてくださってありがとうございます・・・
まよパーチェスターのために千秋楽中継、取っちゃったよ・・・

柚香光さん
イケメンなのに何かおかしい。前髪もおかしい。動きもおかしい。
すごく個性的でお屋敷のことを任せていいのか不安になるレベル。
ソロナンバーも含めて歌唱力が向上されたように見受けられました。
美人さんだけれどやっぱり彼女は男役の姿が好きです。



長いけれど最後に!
花野じゅりあさんの二幕ラストの淑女サリーとビルへの微笑みがとても好きです!!

ファインディング・ドリー

今更ですが公開初日に観てきたので感想を書きます。

ファインディング・ドリーは2003年に公開された「ファインディング・ニモ」の続編にあたり、何でもすぐに忘れてしまうナンヨウハギのドリーが主人公です。
そういえばニモの影響ってすごかった。ピクサーの中でも日本での興行収入が今もナンバーワン(ディズニーで言えば1位はアナ雪、総合はなんとダントツで千と千尋の神隠し)だそう。当時、カクレクマノミを飼う人が増えて私もそう飼いました。懐かしい。


本当にすごいなあと思ったのはストーリーより何より映像技術。
水族館も海の中もとても綺麗でまるでその世界にいるかのよう。お魚の動きも前作よりかなり良くなっていました。
あとタコのハンクのタコ感ある動きも良かった!毛並みまできれいに描かれていて3Dで見れば良かったと後悔。


ストーリー自体は「ハンディキャップも個性」というメッセージがこめられていました。
だからこそ、ドリーのすぐに忘れちゃうそれを
こちらがイライラすることなく見守れる構造になっていたように思います。
そして、作中では海の子どもたちはドリーのそれをひとつの個性と認識し、ドリーのことを好いています。

より内容に触れると、
確かにドリーはすぐ忘れちゃう、でも完全になくなってはいないんですよね。
だからニモやマーリンや、海の仲間たちのことは忘れないし、はぐれた両親との記憶もきちんと思い出せる。
たどり着いた先はさすがディズニー、さすがピクサー。暖かなハッピーエンドでした。たぶん?

新キャラも個性豊か。
ジンベイザメのディスティニーはぽけぽけだけれどドリーの記憶を呼び覚ますということにおいて一番の働きをしていました。
また中村アンさんの声がよく合う!
ディスティニーのお隣のスナメリ?も面白い。できないできないと思っていても、突然できたりするんですよね・・・現実は厳しいけれどw
タコのハンクはツンデレというか、これで最後だお別れだと言いながら何度も何度もドリーを助けて最後はドリーに影響を受ける。
吹替は上川隆也さん、すごい良い声してます。ハンクがやたらイケメンに見えました。


吹替といえば、室井滋さん・木梨憲武さんは本当に素晴らしかった!
木梨さんは感情表現が声だけでもわかりやすいし室井さんは本当に本当によかった・・・
ドリーがパニックになる場面での演技が本当に良かったし、癒されました。
またこの作品にでれて嬉しいとお二人はお話しされていたそうですが、吹替がまたこのお二人で本当によかったです。



ちなみに、今作にはお魚の監修として日本を代表する海洋学者のさかなクン(さん)が参加されています。
本当に彼は魚の申し子というかなんというか・・・魚への純粋な愛に溢れていて、作中での「ありえないだろ」と思いそうな描写も「タコちゃんは〜〜」と事実と合っている点について評価していたり誰かを傷つけることもしない方でさすがとしか言いようがありません。
どこまで行くのか気になります。次は英国女王かアメリカの大統領とお話かな?


ファインディング・ドリー、舞台が海と水族館ですし、夏休みにぴったりの映画ですね。



ファインディング・ドリー

今更ですが公開初日に観てきたので感想を書きます。

ファインディング・ドリーは2003年に公開された「ファインディング・ニモ」の続編にあたり、何でもすぐに忘れてしまうナンヨウハギのドリーが主人公です。
そういえばニモの影響ってすごかった。ピクサーの中でも日本での興行収入が今もナンバーワン(ディズニーで言えば1位はアナ雪、総合はなんとダントツで千と千尋の神隠し)だそう。当時、カクレクマノミを飼う人が増えて私もそう飼いました。懐かしい。


本当にすごいなあと思ったのはストーリーより何より映像技術。
水族館も海の中もとても綺麗でまるでその世界にいるかのよう。お魚の動きも前作よりかなり良くなっていました。
あとタコのハンクのタコ感ある動きも良かった!毛並みまできれいに描かれていて3Dで見れば良かったと後悔。


ストーリー自体は「ハンディキャップも個性」というメッセージがこめられていました。
だからこそ、ドリーのすぐに忘れちゃうそれを
こちらがイライラすることなく見守れる構造になっていたように思います。
そして、作中では海の子どもたちはドリーのそれをひとつの個性と認識し、ドリーのことを好いています。

より内容に触れると、
確かにドリーはすぐ忘れちゃう、でも完全になくなってはいないんですよね。
だからニモやマーリンや、海の仲間たちのことは忘れないし、はぐれた両親との記憶もきちんと思い出せる。
たどり着いた先はさすがディズニー、さすがピクサー。暖かなハッピーエンドでした。たぶん?

新キャラも個性豊か。
ジンベイザメのディスティニーはぽけぽけだけれどドリーの記憶を呼び覚ますということにおいて一番の働きをしていました。
また中村アンさんの声がよく合う!
ディスティニーのお隣のスナメリ?も面白い。できないできないと思っていても、突然できたりするんですよね・・・現実は厳しいけれどw
タコのハンクはツンデレというか、これで最後だお別れだと言いながら何度も何度もドリーを助けて最後はドリーに影響を受ける。
吹替は上川隆也さん、すごい良い声してます。ハンクがやたらイケメンに見えました。


吹替といえば、室井滋さん・木梨憲武さんは本当に素晴らしかった!
木梨さんは感情表現が声だけでもわかりやすいし室井さんは本当に本当によかった・・・
ドリーがパニックになる場面での演技が本当に良かったし、癒されました。
またこの作品にでれて嬉しいとお二人はお話しされていたそうですが、吹替がまたこのお二人で本当によかったです。



ちなみに、今作にはお魚の監修として日本を代表する海洋学者のさかなクン(さん)が参加されています。
本当に彼は魚の申し子というかなんというか・・・魚への純粋な愛に溢れていて、作中での「ありえないだろ」と思いそうな描写も「タコちゃんは〜〜」と事実と合っている点について評価していたり誰かを傷つけることもしない方でさすがとしか言いようがありません。
どこまで行くのか気になります。次は英国女王かアメリカの大統領とお話かな?


ファインディング・ドリー、舞台が海と水族館ですし、夏休みにぴったりの映画ですね。



Documentary of AKB48 存在する理由


★★★☆☆

AKB48のドキュメンタリーももう5作目?
実は初日にファインディングドリーも観ているんですが、ひとまずこちらを。
あまりに人物が遠いのでメンバーは敬称略で。

今までとは変わって、監督は元NHKのプロデューサー石原氏に。
彼はNHKでAKBをたびたび取り上げてたりとグループ的にも縁の深い方。
HKTが指原だったり、NMBは無縁の方だったり、今回は色んなパターンがあるようですが・・・


先に不満だったところをあげます。







1.ナレーションが監督の声
これはもう完全に私の個人的な感情なんですけれど。
今までって、声優さんだったりメンバーだったり基本女の方のナレーションで。
それがおじさんになると・・・うーん。滑舌も良いわけではないし・・・
HKTでも指原監督の制作シーンが何度も出てきましたがドキュメンタリーですしあまり表に出てきてほしくなかったかもな、というのが正直なところ。


2.外部の声は必要だった?
外部、というかつんくさん、ももクロのマネージャー、文春記者ですね。
だってカメラが入ってるならそこまで本音語らないし、それを聞きたいひとの方が少ないのでは?

3.フィーチャーが中途半端な子もいる
確かに。すごくフィーチャーされている子もいたけれど、それはすごく良かったのですが。
渡辺麻友柏木由紀あたりはもういいでしょたくさんわかってるしってことなのかもしれないけれどもう少し観たかったし、
高橋みなみの卒業があまりにも薄く、さらに言えばメイン感のありそうな横山由依もほぼなし。小嶋陽菜の出番のなさは逆にネタになってたみたいですが、インタビューするならその子のこともっと見せてと思うのは贅沢なのかもしれない。
あと、宮崎美穂とともに選抜に入った大家志津香をフィーチャーしてほしかった。圏外ながらバラエティに出まくり、趣味を生かしてダイビング雑誌の仕事も定期的にきて(私が読んでる雑誌によく出ててとても好印象)、ある意味異色な子だからこそ、選抜入りの意味はあると思うんですけれどね。


4.それで結局どうしたかった?
中途半端というか、ぶつ切り。
この子の話をしたかと思えば大きく飛んで。
女子会じゃないんですよ。作品なので。一つ完結させたら次にするとかもう少し工夫してほしかったです。
いきなり新潟の話になったかと思えば2013年の話になったり、当時を知っているならまだしもいまいちな人にはついていけない。
その辺り今までの高橋監督は良かったです。なんだかんだどれもつまりまとめるとこの話を出したかったのね、とわかりやすい。
結局いまも模索してるのねという結論になるとしても、うううん。思い出してもぶつ切りになっちゃう。



と、長々と不満点を挙げたので次は良かったところを書いてみます。


1.新世代にもきちんと焦点を当てている
今までの選抜メンがいわばアキバアイドルと呼ばれてた頃から這い上がった世代とするならば、新世代はその選抜達がテレビの音楽番組でヒット曲のパフォーマンスをする姿を観て加入した子達です。
その筆頭格が向井地美音。アイドルとして、よりもかつて「アンフェア」篠原涼子さんの娘役を演じていたことのほうがまだ有名ですが彼女は間違いなくファンの時期を経験して加入しています。
握手券や劇場公演のチケットを見せながら思い出を語る彼女は若手に不安を覚えるメンバーからもおそらく信頼され、若手からは自分たちの自信を持つための心の拠り所として今後のグループにとても必要なように感じました。


2.目立たない子もきちんと目立たせる
13期・岡田彩花は決して目立つメンバーではありません。そんな彼女がとあるコンサートでセンターで歌を披露しました。
当時は卒業の噂も経ちましたが、実は・・・
彼女のパート?はとても良かったです。
あまりに1人の女の子で、感情移入してしまいました。もうアホみたいに泣いていました・・・

3.その後の人生について時間を割いた
これは賛否両論だとは思いますが、その卒業メンバーが活躍していた頃にファンだった私にはとても良かった。
まずはいまジャカルタで大スターとなった仲川遥香。彼女の強い眼差しと「暇しているなら飛び出してみたらいい」という発言は、たぶんメンバーだけじゃない、今に迷い立ち止まってしまう人たちの背中まで押してくれるものだと思います。
そして内田眞由美。じゃんけん大会で話題を集めたものの人気が出なかった彼女もいまじゃ経営者。目線を変えて好きなことを始めた彼女は当時よりも美しく見えました。
何が合うかはわからないし、何よりもまず挑戦と飛び込んだこの2人の話はとても面白くて励まされました。
おばか?不思議キャラ?だった小森美果も登場、まさかのママさんに。
前述の2人と違って、一般人に戻って幸せになった彼女を見ると、普通の人生も悪くない、むしろ良いのかもと思えました。



ながーくながーく書きましたが、
10年間このグループが続いた意味を模索しながら、今後何をすべきかも模索しながら歩む10.20代の女の子達が、それぞれに人生があってそのドラマを観れて充実感はありました。
みんなみんな、幸せになって欲しいです。
芸能界に残ろうと、やめようと、幸せでいて欲しい、まあこのグループのドキュメンタリー見るたびにそれは毎回思うのですが、
実際に幸せな卒業メンバーを見ると改めて思ってしまいます。