メモのようなもの

映画と舞台の感想とか諸々

有楽町・日比谷の映画館をまとめてみた

完全に眠れなくて作ったやっつけ記事です。
画像はないよ!
気が向いたら地図とか色々編集する、かも。


①TOHOシネマズ日劇
このエリアでは恐らく1番メジャー級作品を扱っているかも。
有楽町ルミネの上にあるので移動が面倒っちゃ面倒。
でも広いしトイレも数多いし綺麗!

②丸の内ピカデリー
日劇の真横、というか目の前。
日劇を絶賛したけれど内部構造としてはピカデリーの方がおしゃれで好き。
あと映画館なのに二階席がある。とても新鮮ですが意外と見易い。
どちらかというと硬派な作品が多いのかな〜


③丸の内toei
銀座インズやプランタンのほど近く、
東映作品のポスターが飾られております。
シアターは広くないし建物も新しいわけではないけれど他の近隣でやってない作品が多いので助かります。配給会社的なアレかも?
「海難」のときにケバブが出張販売されていたのはびっくり。

④ヒューマントラストシネマ有楽町
この界隈で1番大好きな箱。有楽町イトシア4階にあってミニシアター作品がメイン。
ここのオリジナルフードは美味しいし、コラボドリンクも出すし差別化が図られていているだけで楽しい。
あとは上映作品についての記事スクラップもあるのでより映画を楽しめる。

⑤TOHOシネマズシャンテ
日比谷シャンテの目の前。ミニシアター作品がメイン。結構座席も見易いしマイナー気味だけれどシネマイレージ入ったしw今後はもっと使う予定。

⑥TOHOシネマズスカラ座、みゆき座
この二つのシアターの上にある某劇場に行く回数の方が多いけれど、こっちも使いますよー。
場所柄なのか比較的女性ウケの良い作品を良くやってるかな?あとは日劇でやってるのを同じように上映したり。舞台挨拶も多いそうで。

⑦スバル座
ここの何が素晴らしいかというと、入会無料のシャンテカードで割引になるところ!
シャンテに入り浸りがちなのでこりゃ本当ありがたい。
今まで上げていた映画館がいまどき感たっぷりな中でノスタルジックさ溢れるシアター。
1つしか枠がないからなのか、良い作品を良く上映してるイメージ。


角川シネマはまだ行ってないので・・・

自己満でまとめてみました。
参考に全くなりません。

ズートピア

★★★★★


評判がとっても良いのでGWとレディースデイが被った奇跡に感謝しつつ行ってきました。


動物たちが高度な文明社会を築いた世界「ズートピア」を舞台に、ウサギの女の子ジュディが夢をかなえるために奮闘する姿を描いたディズニーアニメーション。監督は「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワードと「シュガー・ラッシュ」のリッチ・ムーア。どんな動物も快適な暮らしができる環境が整えられた世界。各々の動物たちには決められた役割があり、農場でニンジン作りに従事するのがウサギの務めだったが、ウサギの女の子ジュディは、サイやゾウ、カバといった大きくて強い動物だけがなれる警察官に憧れていた。警察学校をトップの成績で卒業し、史上初のウサギの警察官として希望に胸を膨らませて大都会ズートピアにやってきたジュディだったが、スイギュウの署長ボゴは、そんなジュディの能力を認めてくれない。なんとかして認められようと奮闘するジュディは、キツネの詐欺師ニックと出会い、ひょんなことからニックとともにカワウソの行方不明事件を追うことになるのだが……。(映画.com引用)


子供が見ても楽しいけれど大人が見ると可愛らしさの中にあるテーマに気付かざるを得ない作品でした。

動物がとてもリアルに描かれていて、でもまるで人間のよう。どうやって作ったのか気になる。
あとズートピア、ディズニーランドっぽいデザインだしそのうちどっかでアトラクションになりそう。ジュディが電車でズートピアに向かうシーン、景色がコロコロ変わってとても楽しいしこれだけヒットしているならなくはないかも。

ジュディ・ニックの相棒っぷりも最高。男と女の間に友情は成立するか論争は常にあるけれどこんなに素晴らしいペアを見ると成立はするんだろうな、と思う。
いつかはその関係は変わるのかもしれないけれど、あくまで2人は相棒なんだろうな。
どうしてもこういうのって恋愛描写がなされたりするのにその前で踏みとどまっているので子供に恋愛ものは観させたくないわ!って親御さんでも安心できそう。


そして主題であろう偏見や差別に関する話はアメリカだからこそできたように思う。
日本でも差別だなんだとあるけれど。多様性という意味ではアメリカは他にないくらいで、ズートピアの動物たちも肉食草食、大きい小さいと色々なのもそのせいなのかなと。
でもそれぞれに合ったシステムが存在しているのは興味深かった、ネズミのシューター?とか。それぞれの動物で職業が分けられていたり、一見楽園のズートピアの中に存在する暗いところも時折描かれていてそれがうまくラストにつながった・・・のか?でも伏線はうまく張られていてラストはすっきりした。

個人的には水牛の署長が結構好き。出来る奴は認める、じゃなくてさらに重箱の隅をつつくような人間も少なくないからまだマシに見えるし意外とフツウな中身で面白かった。

アイアムアヒーロー

★★★★☆

スカッと爽やか!独り言を呟いちゃうアイツに一発キメちゃうゾ!



マジでグロかったです(笑顔)

健吾のベストセラーコミックを、大泉洋主演で実写映画化したパニックホラー。冴えない漫画家アシスタントの主人公・鈴木英雄が、謎のウィルスによって「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるゾンビと化した人々に襲われ、逃亡の道中で出会った女子高生の比呂美と、元看護師の藪とともに不器用に戦いながらも、必死でサバイバルしていく姿を描く。主人公・英雄を演じる大泉と、歯のない赤ん坊ZQNにかまれ、人間に危害を加えない半ZQN状態になるヒロイン・比呂美役の有村架純、大胆な行動力でZQNに立ち向かう藪役の長澤まさみが共演。「GANTZ」「図書館戦争」シリーズを手がける佐藤信介監督がメガホンをとった。(映画.comより引用)


正直ゾンビ映画ってあまり見たことなくて。しかも1番最近見たのが「セーラーゾンビ」でした。

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割とこれもアイドルものにしてはグロいんだよ
なあ


グロものでも見てて不愉快になるグロと作品をより楽しく?するグロがあるというのが私の個人的な考えなんですが、今回は後者でした。
血糊もガンガン使うし頭ドッカーン手足ポロリしまくりでグロオンパレードだけれど
ゾンビのそれだからか「ここまでやるのか!」とむしろワクワクでした。
グロレベルは人によると思いますが
バトロワ観てなんともなかった人は鑑賞後ハンバーグたべれるくらいかな・・・?


韓国関係が撮影協力で何故だ、と思ったら
銃を使うからなのか。
あれは実際に空砲とはいえ撃ってるそうです。
(wiki調べ)


キャストでいえば大泉洋さんが素晴らしい。
さっきのショットガンも訓練とかされてたそうですし、情けないおっさんキャラも自然ながらカッコいいところはきちんとカッコいい!
ラストシーンは鳥肌モノです。
「英雄と書いてヒデオ」といいながらマジで情けないところもウザすぎなくて絶妙。
大泉洋さんファンでグロ耐性あるなら絶対観てほしい。

ヒロイン比呂美の有村架純ちゃんもよかったけれど活躍どころが・・・?
ネタバレになるのですが、そこがちょっと不満でした。まあでも有村架純ちゃんのためなら命は惜しくないよね?

もう1人のヒロイン藪は長澤まさみさん。中学生の頃から大好きです。マジ。最近はお色気役が多い気もするけれどもうあのまさみ様が血糊を浴びてるだけで最高です。キャラクターとしてもとても好き、カッコいい。変にヒロインヒロインよりもこういうキャラが似合う気がする。


他にも岡田義徳さんの偏差値35なDQNキャラや漫画家仲間の塚地さんなどどの役者さんも良かった。  


ちなみにアイアムアヒーローのゾンビは独り言呟いてるのでマジで怖いです。
しかも基本同じことをずっと。
過去にとらわれているという意味合いがあるようですが・・・



てか、これ4DXでやればいいのに。苦情殺到しそうだけれどこういうのこそ案外需要あるのでは?そんなことない?

1789 観てきたはなし。

すごい、初めてのPCからの更新をしようとしたらまったくやり方がわからないぞ!

とりあえず太字になるし斜めになる

 

 

今日はアフタートークショーもあるとのことで1789観劇でした。

Wキャストは

ロナン:加藤和樹

オランプ:夢咲ねね

アントワネット:花總まり

でした。

 

ヅカ版を見ていないので比較ができないのですが、

デジタル音源とは思えないほど音に迫力があって、それにパワフルな歌声がかぶるので

とてもインパクトがありました。

あと帝劇はほんとうに子役を使うのがお上手でお上手で・・・

王太子でうるうるしたかと思ったらめっちゃ可愛いシャルロットが出てきて笑顔になれました。シャルロットはいわば孤児なんですが、いろんなところでいい働きをしたりダントンとのナンバーも声量たっぷりで大人顔負けでした。

でもカテコでは頭撫でられてたりダントンと手繋いではけたりすっごいかわいい〜〜

声がアニー感あるのもよかった(まったく伝わらない表現)

一番最後のナンバーがシャルロットからはじまるのも「次の時代を生きる」という面からしてとってもよかった。緊張してたようにも見えたけれどとっても上手でした!万座みゆちゃんの今後の活躍が楽しみすぎる。

 

 

ロナン@加藤和樹さん、歌もうまいし紳士的だしいろんなキャストさんから好かれているんだろうなというのが伝わった。あと背がそこそこ高いのでねねちゃんと並んでも身長差があるし、他の男性キャストともバランスが取れていたな。ラスト、すごい大変そうなのに爽やかな笑顔で素晴らしかった。

 

オランプ@夢咲ねねさん、ヅカ時代より歌うまくなってる!娘役のキーは高いからなのかな。あとスタイルいいよね。アフタートークで天然キャラ発揮しててかわいかったし、退団からもう1年ですが順調なOGライフのようでよかった・・・

 

アントワネット@花總まりさん、もう圧倒的。ゴンドラで登場したときもきらびやかで。前半の少女のまんま大人になったアントワネットがとってもかわいい。語尾があがったり、ぴょこぴょこ動いたり。一方で息子の死からは一気に精神面が大人になるのがわかりやすい。王女として目覚めてからとてもよかった。

 

ロベスピエール@古川雄大さん、エリザのルドルフ氏。あの女に興味ないと史実でも有名なロベスピエール氏なのにサイナモラムールで女の人といちゃついてたのが謎すぎる。でも頭のいいおぼっちゃん感があった。ダントン、デムーランとのコンビもよかた。

 

ダントン@上原理生さん、声量!声量がすごい!モテずに貢いじゃう男だけれどかっこよかったよ!あとシャルロットちゃんと仲良しでかわいい。

デムーラン@渡辺大輔さん、前の二人にくらべると割とまとも感が・・・笑。リシュルとの関係も史実だと知ってびっくりだよ・・・

 

ソレーヌ@ソニンさん、夜のプリンセスの頃の荒んだところもよかったけれど、革命が進むにつれて女の強さに目覚めていく様がかっこいい。意外と小柄だったけれどその歌声は誰よりも強くて大きかった。カテコでも凛々しくお辞儀するしこだわりも感じられた。「世界を我らに」かっこいい!

 

アルトワ@吉野圭吾さん、あの赤いアイメイクはなんなんだろう!歌舞伎みたいで気になった。ものっそい美声で「私は神と同じだ〜」って歌うし実はオランプ大好きだしちょっと面白いキャラだと思って見てしまった。

 

ラマール@坂元健児さん、秘密警察だし?まあそういう衣装かな?と思ったらまさかのテントウムシですよ・・・赤いビキニっぽい衣装に水玉タイツに・・・その後も笑いを取りまくっていてでも美声。ラマール超いい奴だ・・・

 

ペイロール@岡幸二郎さん、フェルゼン@広瀬友祐さんも、リシュル@則松亜海さんも技術力が高くて印象的でした。

 

個人的な感想すぎるんだけれど、今回のキャストのソニンさんや則松さんって、この舞台に立つ前に若いながらいろいろあって、その背景があってこの強く生きるキャラを演じていると考えたら涙してしまった。ソニンさんは私がごっちん好きだったからかデビュー曲おぼえてるし、則松さんのベルばらエトもおぼえてるよ・・・

その延長?でいえば、お花様がパンフレットに寄せたことばがとてもよかった。

妃海風様、退団発表

昨日のみっちゃんの発表を受けてもしかすると、とは思っていたけれど今日さっそく発表だとは思わなかったよ、風ちゃん・・・
 

星組トップ娘役・妃海 風が、2016年11月20日の東京宝塚劇場公演『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』の千秋楽をもって退団することとなり、2016年4月28日(木)に記者会見を行います。



私は添い遂げが正義とは思いません。美しいとは思うし、それもまたひとつの道だとわかっている。
でも、その人にはその人の人生があるわけで。役者としても人間としても。その人が同時退団を選んだことを評価するのは良いけれど、同時退団を求めたり残留すると親の仇のように叩いたり文句つけるのはどうなのかなあと、とっても清く正しく美しくから離れた人間の私は思ったり。
公式が美しいって言ったわけでも、102年の伝統でもないし、娘役は男役のためのものでもないはず・・・
男を立てることだけが価値だと、常に影にいろと女の人が言うなんて不思議だなあと思ってしまう。男役娘役が対等に存在すると夢を見れなくなる方もいらっしゃるんだろうし、人それぞれなんだけれど添い遂げ退団してほしい、美しいからって声を聞いたり見るたびにモヤついてたので思わず書いてしまいました。


話を戻してふうちゃんの退団発表、とにかくショック。
南太平洋での初ヒロインから気になりだした彼女、明るくて実力もあって大好きな娘役の1人だったふうちゃん。ヒロイン役もだけれどロミジュリ新人公演の乳母もとっても素敵で、そんな才能豊かなふうちゃんがみっちゃんと組むと知った時は実力派コンビの誕生日がとても嬉しかった。

でもみっちゃんにベタ惚れなふうちゃんはきっと同時なのかなとも思ってた。ことちゃんとの絡みも好きだからもっといて欲しかったけれど、それもまた彼女の生き方考え方だから応援するしかない・・・

翌日発表はびっくりしたけれどサッパリサバサバなふうちゃんらしくてもっと好きになった。


95期3人娘、個性が凄くて年明けの3人コーナーもとってもたのしかった!もっと観たかった!
実力もあってそれぞれ個性もある同期3人が同時にトップ娘役の地位にいたのはエモいよね(語彙力の欠如)

優等生ことちゃん、面白キャラのせおっちとの話はよく聞くし、セウォッチ風ちゃん回は泣かされそう・・・



でもまだまだ桜華まで日はあるし、こうもり東京これからだし、ふうちゃんの活躍たくさん目に焼き付けるしかない!!
湿っぽい話はまたその日に、それまではふうちゃんの1ファンとして応援します。




北翔海莉様、退団発表

ヅカ記事を書くのは久々。


仕事の合間にふとスマホをのぞくと


星組トップスター・北翔 海莉が、2016年11月20日の東京宝塚劇場公演『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』の千秋楽をもって退団することとなり、2016年4月27日(水)に記者会見を行います。



いや嘘でしょ!と急いでお手洗いで改めて確認してもやっぱり本当だった・・・
たった3作なんですね。

まだ学生だった頃にみっちゃんのトップが発表されてバイト中なのに半泣きになったのが懐かしい。

私はみっちゃん贔屓、とかではなくてその実力や人柄が好きな一ヅカファンだったけれど、
たくさんの苦労の末にトップになったことがとても嬉しかった。
相手役も星で特に好きだった風ちゃんだったしね!

そうそう、その時期にみっちゃんが主演してた風の次郎吉も名作でした。

まだああだこうだ語るのは早いけれど、退団公演の千秋楽まで何事もなくみっちゃんが輝き続けてくれることを祈るばかりです。  



入団者がいれば退団者がいるのは当たり前だけれど、でもやっぱり寂しい。



アイヒマン・ショー

★★★★★

この感想を書くのに時間がかかったのはしんどすぎたり忙しかったりでして、
まあとりあえず土曜、初日にヒューマントラストシネマ有楽町にて観てきました。

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ポスターはかっこいい。

まずタイトルでもあるアイヒマンとはナチス統治下において、ドイツ親衛隊にも所属したアドルフ・アイヒマンのこと。
ナチスのトップたるヒトラーが行ったユダヤ人殲滅作戦=ホロコースト計画の幹部(確か最高責任者は違う人間)で戦後亡命しアルゼンチンに潜伏しますが捕らえられイスラエルにて裁判にかけられた人物。 

今作ではその裁判をテレビで報道するために奔走した人々の姿が描かれています。
先週公開された「スポットライト」のテレビマンバージョンと言ったところか。
 

ここのところナチス関連の映画作品をよく見かけるような気が。昨年公開の「顔のないヒトラーたち」、今年話題の「サウルの息子」やあとそもそもヒトラーを主人公にした作品も近く公開されるはず。70年の節目だからなのかはわかりませんが今作はその中でもとても良かったと思います。


そもそも戦争関係の映画って、過去の再現映像的なところがあって。例えばその場にいた人の話から作るとか、より効果的に見せるために盛るとか・・・で、中々当時のリアルな映像って見ることはない。
もちろん資料館や歴史番組ではやるけれど、それでもそこまでインパクトのあるものは写真はともかく映像としては見ることが少なく感じられる。今は色々煩いし仕方ないのかもしれない。


以下軽くネタバレ







ただ今回はそこについてもきちんとすぎるぐらいに時間が割かれていて、ゆえに本当に辛かった。
辛いというか、苦しいというか。映画館から逃げ出したくなった。
逃げないできちんとこの目で見て、当時のホロコーストがおぞましい現実だったのだと痛感するほかなかった。

てっきり、頑張るテレビマンみたいな作品だと思ってたけれどすぐにそれが打ち砕かれる。
本物の、当時の映像が次々と流される。裁判では本当に当時の弁論シーンが出てきて、あまりに悲惨な事実が次々とそれを経験した人々によって語られる。
ある人が体験した「身近な死」も途中から予測できるのに実際に口にされるとあまりにショッキングだった。
それだけではなくて、収容所の「生きていない」人々や、ひどく痩せ細った人々の姿さえも映し出されて・・・それが人間なのか、そしてそれは人間が為したことなのか、と信じたくないほど。
グロだなんだとかそんなんじゃなくて、本当に本当の現実である映像はしばらく目に焼き付いて離れなかった。


だからなのか次第にテレビマンたる主人公たちに気持ちが寄る。
辛いと泣き出すのも席を外したくなるのもその場にはいないのにだよなあ、と思えた。
そして、アイヒマンがどう反応するのかも彼らと同じように気になりクライマックスに向かう。


凄い作品。
90分程度なのにもっと長く感じた。

だけどこの作品においてもっとも訴えたかったことはそれとはまた別にもあるのか、ラストはこちらの胸にナイフを突き立てられたかのようだった。
アイヒマンはそもそもは家族思いだったのに何故狂気に走ったのか、その根本的要因は誰にでもありうること。
誰だってあの防弾ガラスの中の席に座る可能性はあるし、だからこそ今もなお戦いの炎は消えないのかもしれない。



とまあ長く書いたけれど
ちびっ子にはちょっとオススメしにくい。
カップルでもどうだろう。
歴史の勉強の必要性を感じられない10代や私のようにしょーもない人生真っ最中な自覚をしてしまった人は見て損はない、はず。